【補聴器業界・最新情報】新型コロナウイルス感染症 関連トピック

ここでは新型コロナウイルス感染拡大の影響について、関連団体の動きを中心にまとめました。（2020年3月27日現在）

日本の補聴器業界、現在の状況

日本の補聴器工業会や各補聴器メーカーから、一般向けにメッセージはありませんが、販売店へは「オーダーメイド補聴器の納期」や「商品在庫切れ」の情報が入っているようです。また、予定されていた新製品発表セミナーがオンライン開催になる動きがあるようです。

厚生労働省委託事業である補聴器販売店協会による「補聴器販売者技能向上研修」（2月27日・東京会場）の 開催は中止となりました。

3月3日周辺に各地で開催される「耳の日」のイベント（主催日本耳鼻咽喉科学会地方部会）は、早期に行われた会場以外は順次開催中止となっています。

全難聴（一般社団法人　全日本難聴者・中途失聴者団体連合会）のサイトでは、 「新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安」を踏まえた対応について のページにおいて、厚生労働省の新型コロナウイルス感染症に係る相談窓口で、聴覚に障害のある方をはじめ、電話での御相談が難しい方向けにFAX番号とメールアドレスが記されています。

この動きに合わせて、東京都でも「東京都聴覚障害者連盟」の要望により、FAXによる相談窓口が開設されました。詳しくはこちら。

3月21日にはNHKハートネットで、ろうを生きる　難聴を生きる「新型コロナウイルス～ろう者・難聴者は今～」が放送されました。

#新型コロナウイルス によって、ろう・難聴者の暮らしにも様々な影響が出ています。

「聞こえない子どもを
　１人で留守番させて働くのが不安」
「ろう学校の卒業式がなくなって悲しい」

社会に知ってほしいこと、今だから伝えたいこと募集中！
こちらから 👉https://t.co/juHA4POec7 pic.twitter.com/wdoFeJcLhe

— NHKハートネット (@nhk_heart) March 18, 2020

再放送は2020年3月27日(金)　午後0時45分 〜 午後1時00分にありますので、見逃した方はぜひご覧ください。

補聴器メーカー（日本法人）各社の動き

海外の補聴器業界、現在の状況

影響が深刻なヨーロッパでは「EHIMA（ヨーロッパ補聴器工業会）」から新型コロナウイルスに対する業界団体としてのメッセージが発信されました。プレスルームはこちら。

また、アメリカの専門誌「Hearing Review」によると、AAA（アメリカのオーディオロジー学会）からも勧告が出ています。

The American Academy of Audiology (AAA) has published a list of #clinical recommendations for COVID-19 based on advice from the Centers for Disease Control and Prevention (CDC).https://t.co/qI2XZoWfiE #AAA #CDC #COVID19 #coronavirus pic.twitter.com/LYFuzhStYb

— Hearing Review (@HearingReview) March 21, 2020

海外の補聴器販売店の状況は？

同じく「Hearing Review」が行った、補聴器販売店への緊急アンケートの結果がとても興味深く、例えば、営業時間の変更、キャンセル動向、売上減少のパーセンテージ、今後の予測、今後の方針など、日本の販売店にとっても大きな参考になるのではないかと思います。詳しくはこちらをご覧ください。

その他：コロナ関連とは少し外れますが、こちらも大きなニュース！！